地域再生で産学官連携強化~長野同友会が信州大学キャンパス内に移転

 長野同友会が4月1日から、信州大学工学部キャンパス内に事務所を移転しました。

 長野同友会ではこれまで10年以上にわたり、県内の大学と連携して、附属中学校の社会体験学習や、大学生が労働観・社会観を涵養(かんよう)するための「現代職業概論」などに協力してきました。信州大学工学部と長野市が進めている地域活性化への産学連携の活動にも加わってきました。

 一方、「地域再生」が各界で焦点となり、例会などでも、経営指針を軸とした新事業・新たな仕事づくりへの実践課題が浮き彫りになる中、「新事業の立ち上げに失敗した。専門家・研究者の知恵や科学的視点をもっと得ることができたらよかった」などの声も聞かれるようになりました。そんな折、今年に入って行政側からの提案もあり、事務局を産学連携も目的とした信州大学工学部キャンパス内にある信州科学技術総合振興センターに移転することになったものです。

 信州大学は、県内で他大学とも包括的な活動を進めており、長野同友会としても、この移転を機に、従来にも増して産学官金の主体的・自立的連携を強めていきます。また、会員企業の新事業化にむけた出会いとつなぎの場として、さらに中小企業の魅力をさまざまな関係機関や地域に伝えていく拠点として活動を展開していきます。

長野同友会移転先
〒380―8553 長野市若里4―17―1信州大学工学部キャンパス内信州科学技術総合振興センター2階 電話 026―268―0678、FAX026―227―6672

「中小企業家しんぶん」 2010年 4月 5日号より