【談話】過去最高会勢で新年度がスタート 2010年5万名推進本部長 広浜 泰久(中同協幹事長)

同友会の醍醐味 さらに広げよう

「過去最高会勢の4万1169名で新年度をスタート」と報告できることを、大変うれしく思います。各同友会の皆様、ありがとうございました。何と言ってもこの厳しい経済状況ですからね。過去最高会勢というのはすごいです。

 でも私たちは、ここで満足しているわけにはいきません。憲章・条例制定に向けた活動などを通じて、地域から大きな期待も受けるようになってきた私たちですが、「実際に企業活動を通して地域の発展に影響力を発揮していく」には、まだまだ不十分。できれば10%の組織率を持つ必要があるのです。今年度は5万名をめざす年と位置づけされていますが、憲章制定が目の前に迫っていることを考えれば、まさに「絶好のタイミング」とも言えます。

 そこで、皆さんにご提言を。まず第一番に「同友会の財産を最大限に活用しよう」ということ。同友会には労使見解、経営指針、共同求人、共育、さらに言えば、役員として活動する学びと醍醐味など、ホントに多岐にわたる財産があるのに、そのほんの一部しか享受していない人の何と多いことでしょうか。顔の見える活動とよく言いますが、地域の一人ひとりの会員さんに最もふさわしい学びや活動の機会が適切に提供されている状態にすること。それが必要です。

 そして2つ目が「同時にその活動の全てを必然的に増強へとつなげましょう」ということ。たくさんの財産を享受していればこそ、必然的にたくさんの切り口から同友会の良さを伝えることができます。

 自社は広告塔になり、その成功は地域の発展・繁栄に寄与するところとなります。「やっぱり同友会で勉強しなくちゃ」と自他共に確信するに至ります。その確信を持って、同友会の素晴らしさを広くお伝えしていきましょう。

「中小企業家しんぶん」 2010年 4月 25日号より