社員と共に瀬戸内の島を歩く歩く【広島・福山支部B地区会】

50kmウォーキングに120名が参加

広島同友会

 散り始めの桜が枝に揺れる4月11日、今年で6回目となる広島同友会福山支部B地区会主催の「50キロメートルウォーキング」が瀬戸内海に浮かぶ田島・横島で開催されました。

 ルールは簡単。18時の終了までにゴールを目指して、ひたすら歩くというもの。50キロメートルコースは、早朝6時スタート。10キロメートル、 30キロメートルコースは午前8時半にスタート。会員はもとより、家族や社員、120名が参加しました。

 田島クレセントビーチをスタート・ゴール地点に、2つの島を周回するコースは、瀬戸の島々を眺めながらのシーサイドコース。中でも本土とつながる内海大橋は、徒歩ならではの美しい眺望が満喫できます。

 しかし、そんな眺望を楽しめるのも30キロメートルコースまで。50キロメートルの完歩は想像以上に厳しく、後半は自分との戦いになります。「やめれば楽になる、いや、目標を絶対に達成する」と心を揺らし、足を引きずりながらゴールを目指します。

 最後は雨が降り始める中、1人、また1人とゴールしていきます。そのたびに拍手が。時には、大きな達成感を得て、涙を流す参加者もいます。50キロメートルコースには50人がエントリーし、完歩できたのは30人でした。

 橘高B地区会長の言葉。「50キロメートルコースは何度歩いても、なかなかゴールは遠い。しかし、道筋を間違えず、一歩一歩、歩みを続ければ必ずゴールできます。それは、現在の厳しい経営環境にも似ています。苦労を共にし、励まし合いながら、社員と歩みを進め、共にゴールできたことは、社員との強い絆を育むことができたと思います。また、次回も社員と共に参加したいです」。

「中小企業家しんぶん」 2010年 5月 5日号より