【第15回障害者問題全国交流会・沖縄で6月開催】共に働く企業、共に生きる地域・社会づくりへ

 6月18・19の両日に、障害者問題全国交流会が沖縄・那覇で開催されます。実行委員長・東江司氏より、「『共に働く企業、共に生きる地域・社会づくり』について一緒に考えましょう」との呼びかけがありましたので紹介します。

 第15回障害者問題全国交流会の開催目的は、(1)障害者と健常者が共に生き働ける社会(地域)づくりについて学びあうこと。(2)障害者問題および障害者雇用について関心を深めること。(3)全国各地の同友会に障害者問題の取り組みの輪を広げることとなっております。

 なぜ中小企業家同友会が障害者問題について取り組むのか、それは人間尊重の経営をめざす同友会理念につながるテーマといえるからなのです。しかし、なかなか障害者雇用に対してご理解いただけていないのが現状です。

 例えば「私の会社では障害者雇用する余裕がないので」とか「障害者とどう対応していいのか分からないから」などと間違った固定概念と障害者について知らないということが高い壁をつくってしまっています。さらに障害者のことは、自分と関係ないことと考えてしまうことが障害を持った人達との関わりさえも避けてしまっているのです。

 私たちも年を取れば、目も耳も悪くなり障害を持つことになります。事故や病気などで、車イスの生活を送ることになる可能性は誰にでもあります。完璧な人間はこの世には存在しないのです。だから人は1人では生きていけないことを認識し、「共に働く企業、共に生きる地域・社会づくり」について一緒に考えてみませんか。

第15回障全交実行委員長 東江 司

「中小企業家しんぶん」 2010年 5月 15日号より