ITを駆使し情報共有を【中同協情報化推進本部会議】

 5月13日、「第18回中同協情報化推進本部会議」が東京同友会会議室で開かれ、委員など17名が参加しました。

 同会議では、「あらたな時代に情報化分野で思考すべき課題」の第2回目として「クラウドコンピューティング」をテーマに、前回に引き続き産業技術大学院大学教授の瀬戸洋一氏が報告。クラウドコンピューティングの概要、国内外事例と活用方法などについて紹介されました。

 会議では、まず新年度の体制と方向性を確認。役割を「会内での情報を共有するためIT活用を支援する」、「インターネットの有効利用による対外的発信を強化する」、「IT活用の課題を明確にし、必要に応じて対応策を提起する」として定め、瀬戸教授を顧問として迎えることなど、新年度の委員について確認。

 会議の後半では、e.doyuの充実に向けて議論。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用についての報告があり、利用上のガイドラインの必要性や全国で一斉にアンケートを取る機能を装備するのかなど議論を交わし、今後も継続して審議することを確認しました。

 最後に、同友会でのインターネット利用上のマナーについて問題提議がなされ、議論の結果、今後は「広報活動における情報の利用に関するガイドライン」や「同友会活動におけるインターネット活用にあたっての考え方」をもとに定期的に注意喚起を行うことを確認しました。

 e.doyuの利用が3万IDを超え、中小企業憲章制定や2010年5万名会員がめざされる中、ITを駆使し情報共有をすすめることの大切さが確認されました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 6月 15日号より