新支部誕生 鳥取支部(鳥取)

悲願だった県庁所在地に支部が誕生~「若さを強み」に地域に恩返し

鳥取支部

 2004年5月に設立され、今年で7年目に入った鳥取同友会。これまで米子を中心に県全体で活動してきましたが、この5月、念願だった支部が米子と鳥取に設立されました。初の鳥取支部長に就任した米田末美氏に寄稿して頂きました。

 5月24日、鳥取同友会の悲願であった県庁所在地・鳥取市に「鳥取支部」が誕生しました。これまで鳥取県西部・米子を中心に活動してきた鳥取同友会は、米子支部、鳥取支部として活動を開始します。鳥取支部は17社でスタートしましたが、「若さを強み」として頑張っていきます。

 5月24日の設立総会には55名が集い、山根・県商工労働部長、八村・鳥取商工会議所会頭、金田・鳥取県産業振興機構理事長よりご祝辞をいただきました。記念講演は鋤柄・中同協会長が「時代の転換期に経営者に求められているものとは~今、経営者がなすべきこと」をテーマに講演していただきました。

 「経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任がある」との鋤柄会長の言葉は、私たち若い経営者には心に残る言葉でもあり、現実に戻されるものでもありました。

 私たちは鳥取支部準備例会で諸先輩が一生懸命支部設立のために、頑張って下さる姿を見させていただきました。同友会は自分に厳しく、他人に優しい会だと気付き、経営理念、経営指針成文化に参加し、私の考えは間違いないと確信しました。

 同友会の例会に遊びはない。ただ、ただ、自分のための勉強会であると思います。この会を知らない人にもっともっと発信し知らせるべきだと思います。

 鳥取支部例会では、「企業変革支援プログラム」を活用した例会を考え、MC(ミーティングコーディネーター)研修を多く行うことにより、グループ長を育て、充実した例会をめざします。そして、会員増強委員会がオブザーバーにアタックすることにより、2011年3月時に純増50名を目指します。

 同友会ほど経営の勉強ができる所はないと思います。私たちは会社に入れば、経営者として一番大切な社員の暮らしと、社員の家族、一番大切な人を守ってゆけるだけの経営環境を持たなければなりません。

 まず、同友会の一員として一人ひとりがパートナーとなり、地域のために恩返しのできる環境を作っていきたいと思います。夢ではなく希望を持ち続け、かなえていきます。

鳥取支部支部長 米田 末美(オートセリング(有)代表取締役)

新しい支部が全国の同友会で次々設立されます~お知り合いの経営者をご紹介ください

 地域経済の疲弊が進む中、日本経済の根幹である中小企業経営者が、同友会で学びあい、助け合い、地域を元気にしていこうと、各同友会では、空白地域に新たに支部(地区会)を設立する動きを強めています。2010年度5万名会員実現をめざす中同協では、新支部設立に向けて、今後、各同友会の枠を超えて、「入会対象となるお知り合いの経営者の方をご紹介ください」と呼びかけていきます。

設立予定の支部(2010年度、2011年4月までに)
☆秋田・仙北支部(仙北市、大仙市)
☆山形・最上支部(最上市を中心とした地域)
☆茨城・県西支部(茨城県古河市、境町、五霞町、坂東市等の茨城県西部、6月28日設立総会)
☆愛知・東三河支部(豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市)
☆滋賀・高島支部(高島市)
☆ 鹿児島・霧島支部(霧島市)
(6月8日現在)

*新支部(地区会)設立に向けた各同友会の動きを随時紹介していきます。

「中小企業家しんぶん」 2010年 6月 15日号より