真摯に「実践」する青年部を【石川】

北陸3県の交流で多くの学び

石川同友会青年部

 2006年の石川での全国総会を契機に、「青年会員の活躍の場が必要」との見解から、理事会主導で青年経営者委員会がスタートしたのは2007 年。選ばれた委員は、手探りの中、初年度は知り合うことが大切として交流中心の活動を始めました。そんな折、2008年に富山・福井の青年部会から北陸3 県合同例会開催の誘いがありました。 石川の会員は、両県の役員との打ち合せや相互訪問などの交流から、「自主的に活動する青年部となっていくべき」など、多くの気づきと学びを得ました。

 2008年7月に石川で開催された第1回北陸3県合同例会には、福島、京都、奈良、滋賀、愛知からの参加もあり、全国大会のような雰囲気のグループ討論に大いに刺激を受けました。

 昨年4月に40歳未満の会員による自主的参加型の石川青年部会が発足。設立総会では設立メンバーの22名に加え、富山、福井、滋賀、愛知、大阪から多くの仲間が応援に駆けつけてくれました。

 設立1年目は「練習の場として、積極的に発言できる、また失敗ができる環境を作ること」「次代の同友会を担う人材を育成する場として全員が参画すること」「会内の組織と協調し他県と積極的に交流すること」の3つを目的に活動。組織運営では全員が例会、増強、企画広報、総務財務のいずれかの委員会に所属して、委員長を中心に主体的に動けるように進めています。

 今年で3回目の北陸3県合同例会では、新しい役員の交流も盛んになり、今までは県外に行くことが少なかった石川の会員も青全交、近畿圏青年部合同例会、愛知青年同友会合同例会などへ多数参加するようになり、新たな交流と連帯の輪が生まれています。設立2年目の今期は1年目の目的に加え、学んだことを真摯に「実践」することを意識して、50名の部会員を目指して活動しています(現在32名)。

「中小企業家しんぶん」 2010年 6月 15日号より