わくわく!チャレンジタウン~子どもたちが企業のブースで仕事体験【三重】

三重 仕事体験

 8月28日、「みえのこども応援プロジェクト」の1つとして、「わくわく! チャレンジタウン」が開催され、子どもたちと家族ら約500人が参加しました。

 これは、三重県が推進している「次世代育成応援ネットワーク」が開いたもので、同ネットワークには三重同友会も設立当初から参画しています。

 今回のイベントは、子どもたちに仕事の体験や大人たちとの交流から、自分の可能性に気づき、持てる力を発揮していくきっかけとして、また社会の仕組みの一端を学んでもらうことが目的。参加した会員企業のブースにもたくさんの親子が訪れ、慣れない手つきで真剣に仕事に取り組む姿が見られました。

 ブースを出した会員からは、「子どもに仕事体験をさせたある親から、(国の)“しごと館”などの施設と比べ、教えてくれる人が全て専門家ばかりで楽しく、良い経験ができた。将来は、この仕事が良いね、とのうれしい声を頂いた。普段とは違う社員の一面が見られたり、子どもに仕事を教えることで社員教育の良い機会にもなった」などの感想が寄せられました。

 次世代を担う子どもの育成・支援の活動にも積極的に関わりを持つことで、自社の認知度を上げることができ、また地域から認められる機会ともなり、さらには従業員福祉の向上・中小企業や経営者に対するイメージの改善向上にもつながります。

 出生率の低下や若年者の県外流出の問題は、地域の市場と雇用を守るうえで、企業にとっても重要な課題です。三重同友会では、次世代を担う子どもの育成・支援にかかわり、地域における10年後、20年後の人材を守り育てたいと、「次世代育成応援ネットワーク」の活動に積極的に会員企業の参加を呼びかけて取り組んでいます。

「中小企業家しんぶん」 2010年 9月 25日号より