なせばなる!次代へ向け、新たな挑戦【第38回青年経営者全国交流会in山形に790名】

 9月9~10日、「第38回青年経営者全国交流会」(中同協主催)が山形市で開催され、44同友会と中同協から目標を大きく上回る790名が参加。「なせばなる! 想いをつなぎ新しい時代をつくろう!」をテーマに学びあいました(次号で特集)。

山形同友会は400名会員を達成!

青全交の様子

 台風の影響が心配される中、山形同友会の会員増強目標の400名を達成した熱気が風雨を追い払い、当日は快晴。1日目に開催された11の分科会では、事業承継、経営戦略、経営者の責任、第二創業などの経営課題を中心とした事例報告や、米沢藩の歴史に学ぶ人づくりの特別報告をもとに、真剣にグループ討論が行れました。

 報告を準備する過程や分科会で討論する中で、経営の方向性を先輩経営者と共に学びあい、参加者は明日の経営へ向け自らの決意を固めました。

 懇親会では、山形同友会が今年4月から始めた、山形大学や金融機関との連携授業を受講している大学生、大学院生が壇上で紹介されました。このうち同友会でインターンシップをしている学生は、前日までの資料づくりに活躍し、当日は13名の学生が各分科会の受付を担当するなど、大きな力となりました。

 2日目全体会では、県知事が来賓あいさつ。記念講演は、佐藤繊維(株)代表取締役社長・佐藤正樹氏が、「世界が認める糸職人集団のブランド戦略」と題し、山形だからできることや得意な分野をブランドにし、発信するものづくりの実践を報告。「地方の小さな企業でもちょっと背伸びをして頑張れば大きな可能性につながる」と語る佐藤社長の講演は、参加者の感動をよびました。

 販売展示コーナーの隣には、「世界一の糸」から創られた佐藤繊維のニット製品が展示されました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 9月 25日号より