きずこう、つなごう、富山の未来~創立30周年記念経営研究フォーラム【富山】

富山経営研究フォーラム

 晴天に恵まれた11月6日、富山同友会の第22回経営研究フォーラムが富山県民会館において開催されました。今回は富山同友会創立30周年記念事業と位置づけられ、会員・ゲスト・行政金融関係者ら250名が参加し盛大に行われました。

 分科会は、「経営指針」「社員教育」「雇用と仕事づくり」「地域づくり」「事業承継」の5つのカテゴリーで行われました。経営環境が厳しさを増す中、どのテーマも中小企業にとっては喫緊の重要課題だけに、報告・討論とも非常に熱を帯びた内容で、各分科会とも真剣な議論が交わされました。

 続いて、鋤柄修・中同協会長が「時代の転換点、いま経営者がなすべきこと~企業の財産は社員のやる気、社員と共にビジョンを目指す!」と題して記念講演。労働組合結成を契機に同友会に入会し、以来、学びを確実に実践しながら創業以来黒字経営を続けてきた体験を、時にユーモアを交えて報告しました。その説得力あふれる語り口に、会場は笑いと感動に包まれました。

 交流会では、30周年を記念して思い出のスライドを上映。富山同友会の歴史を作り支えた会歴25年以上の会員を紹介しました。

 さらに、2011年9月15~16日に開催される「第39回青年経営者全国交流会in富山」に向けて、富山同友会の会員一人ひとりが結束し、多くの新しい会員を迎え入れながら、さらなる次代への飛躍を目指すことを声高らかに宣言しました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 11月 25日号より