企業連携で新たな仕事づくりを~第2回ビジネスマッチングに8000人来場【山梨】

独自ブランドや新商品も発表

 昨年12月4~5日、山梨同友会では「ビジネスマッチング」をアイメッセ山梨展示ホールで開催しました。会員同士が連携して、新たなサービスや商品を生み出すことや県民に広く同友会と会員企業を知ってもらおうと、昨年からスタートしたものです。

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 2回目となる今回は、晴天にも恵まれ、約8000人が来場しました。

 建設業や印刷、IT関連業、食品製造や各種小売業など会員企業を中心に75社がブースを出展。工夫を凝らした展示で自社商品やサービスをPRしました。

 山梨県の地場産業である貴金属製品やワインの販売を始め、会員企業が立ち上げたブランド「甲州信玄」の食品試食などが来場者を楽しませました。

 昨年の「B級ご当地グルメの祭典! B―1グランプリ」で優勝し、全国的に有名となった甲州鳥モツ煮などは行列ができるほどの人気で、そのほかオリジナル商品の発表や新製品も広く紹介され、注目を集めました。

 また、出展企業間では個別に商談が進められ、食品製造業と小売業、リゾート関連サービス業同士での連携の話が持ち上がるなど、今後の成果に期待がもてる内容となりました。

 参加者からは、「普段例会で顔を合わせるだけの方の実際の業務内容を知ることができ、より親密になった」「他社の展示やPR方法を見ることができ、自社の販促ツールの見直しにつながった」などの感想が寄せられました。

 今回は、山梨県や甲府商工会議所、団体中央会、商工会連合会など他機関からの後援もあり、当日の模様は県内報道機関でも広く取り上げられました。

 実行委員会では、これを機会に会員同士の絆を深め、新たな仕事づくりを進め、雇用を拡大しよう、他団体との連携を深めていこうと確認し合いました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 1月 15日号より