八王子支部(東京)

多摩最大の都市八王子に支部設立―総会に120名が参加

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 八王子は東京の広域多摩の中でも最西部に位置し、人口57万人を抱える多摩最大の都市。

 5月18日、東京同友会27番目の支部となる八王子支部設立総会が、八王子ホテルニューグランドにおいて、来賓、会員、ゲスト、大学関係者、学生など120名の参加で盛大に開催されました。

 設立総会では、藤田・東京同友会代表理事が主催者を代表してあいさつ。来賓を代表して多摩信用金庫理事長・佐藤浩二氏からお祝いの言葉があり、黒須八王子市長、田辺八王子商工会議所会頭のメッセージも披露されました。総会は経過報告、活動方針、予算を承認し、大澤徹支部長など9名の役員を選出しました。

 設立記念講演では、法政大学大学院政策創造研究科教授・坂本光司氏が「日本でいちばん大切にしたい会社」と題して講演しました。

 坂本氏は、自ら6600社の企業に関わった経験をもとに、企業経営の使命と責任は5人に対する責任を果たすことであり、5人とは(1)社員とその家族、(2)社外社員とその家族、(3)顧客、(4)地域住民、(5)株主・関係者であると強調。岐阜の未来工業(株)(岐阜同友会会員)など具体的な企業の実例を挙げ講演しました。また、坂本氏は「同友会はこうした企業経営を追求している最大の経営者団体」と紹介しました。

 講演後に開催された設立記念パーティーには80名が出席し、和やかに新支部の設立を祝いました。八王子には16の大学が集中していますが、当日4つの大学関係者及び学生も参加しました。

 昨年7月に7名の会員で設立準備委員会を発足、約1年かけての支部設立となりました。これまで準備例会などを開催し、21名の会員で総会を迎えました。当日はゲスト経営者30名が参加し、4名が入会。総会後も多摩大学、東京工科大学など大学も含めて入会が相次ぎ、またたく間に30名の会員数となりました。

 東京同友会は、多摩地域に中期的に7支部の設立を展望していますが、八王子支部の設立を力にさらに推進をはかっていく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2011年 6月 15日号より