同じ時代を生きる仲間として【関西ブロック事務局員研修交流会を初開催】

事務局員も1人で悩まないで!

事務局交流会

 8月5~6日、初めての「関西ブロック事務局員研修交流会2011」が大阪府四条畷市で開かれ、6同友会と中同協から37名が参加して、3名の事例報告でグループ討論・経験交流をしました。

 最初は「事務局員としての喜怒哀楽、悩み、そして働きがい・生きがい」と題して、加藤明人事務局員(勤務歴2年3カ月・大阪)が、「入局して半年、何をしていいかもわからず同期にも先輩にも誰にも相談しにくかった。そんな中で、ある会員さんの言葉に励まされ、自分の頭で考え行動することで本音で会員さんと話せるようになった。苦手だった支部幹事会も学びの場になってきた。自分で考えれば、どんどんやりがいが出てくるのが事務局の仕事だと思えるようになった」と笑顔で報告がありました。

 次に「内勤事務局員としての悩み、そして働きがい」として、谷池由佳事務局員(同5年4カ月・兵庫)は「入局当時は互いに協力することもなく個人任せの事務局だった。総務・経理担当で組織担当とは違うと自分の役割に自信が持てなかったが、事務局経営指針づくりが始まりで担当個々に任せきりにしない組織運営、業務の標準化、5Sの推進、労働時間など働く環境づくりの課題に取り組み、総務という仕事、自分の役割が見えてきた。今では好きな兵庫同友会の事務局員と一緒に同友会運動を進めていきたいと思う」

 最後に、「石の上にも3年。同友会事務局員になって」として、鹿島奈弥事務局員(同2年11カ月・滋賀)は、「主婦、そして子育てのためにパート・アルバイトを続け“誰のために、何のために働いているのか”を深めていく中、同友会に出合うが、入局当初パソコンも何もできず、場違いなのではと悩む。そんな中で、経営指針を創る会や共育委員会に参加し“私にできること、私だからできること”が見えはじめ、今では会員と向きあえるようになり、私が学ぶこと、そして生きることで幸せの見える社会につながっていくと思えるようになった」と、三者三様に悩みや葛藤から事務局員としてのやりがいや喜びを見出す過程が生き生きと報告されました。

 グループ討論では互いの悩みや喜びを共有、交流会では個性あふれる自己紹介で互いを知りあうよい機会となり、私たち事務局員も仲間のいることを実感した研修交流会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 8月 25日号より