環境経営の実践を!「環境・エネルギー・食料」は日本経済の重要課題

 11月25~26日に第6回中小企業地球環境問題交流会を四国4県の同友会の協力を得て香川県で開催し、記念講演では、『森は海の恋人』を合言葉に植林活動を行ってきた、宮城県気仙沼市の牡蠣漁師である畠山重篤氏に講演いただきます。畠山氏は大震災で、養殖筏など全てを津波で失いましたが、森づくりの活動はもちろん、復興に向け奮闘しています。

 本大会のスローガンである「環境経営の実践を!~未来のこどもたちのために~」の実現をめざし、「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」という人間尊重の理念のもと、全国へ循環型企業づくり・地域づくりを発信していき、日本再生へと向かう未来を全国の同友会会員企業でつくっていきましょう。

 さて、この度の東日本大震災では、「環境・エネルギー・食料」は日本経済の重要課題になり、中小企業が維持・発展していくために、避けては通れない経営課題になりました。

 私たち香川同友会では、環境保全型の地域づくりと持続可能な社会に向けて、08年に環境委員会を立ち上げ、香川県が推進する「フォレストマッチング協働の森づくり」について協定を交わし、香川県塩江町の「かがわ同友の森」の間伐作業をしています。同友会の会員や社員、そして家族と共に参加し、地球環境保全や、地球環境を守ることの大切さを学んでいます。

 人間尊重の経営と環境保全、地域経済再生の実現をめざし、中小企業家として、環境保全型の企業づくり、市場づくり、地域づくりに取り組んでいきましょう。全国の皆様のご参加を心よりお待ちしています。

第6回中小企業地球環境 問題交流会 実行委員長 野田勝利

「中小企業家しんぶん」 2011年 9月 5日号より