被災地企業とのビジネスマッチングを~会員同士の継続的取引めざし復興支援商品券「HOPE」発行【東京】

 東京同友会は、東日本大震災の復興支援活動の一環として「東日本震災復興支援商品券『HOPE』」を発行するなど、被災地企業の復興を支援するための活動に取り組んでいます。

 被災地の会員企業が多くの困難を抱えながらも再建・復興に向けて動きだしている中、東京同友会としてできることは何かを検討していたところ、宮城同友会栗原登米支部のビジネスマッチングへの協力依頼がありました。ビジネスマッチングには発注企業として東京同友会の会員企業10社が参加しましたが、現地には行けない会員向けに、被災地の会員企業の商品をカタログにして、そのカタログ専用の商品券を東京同友会として販売することになったものです。

 カタログには岩手・宮城・福島・茨城の会員企業計38社の商品を紹介。支部例会や研究集会などで商品券(1万円)を販売し、また東京同友会の仲間づくりキャンペーンにも活用するなどして、約150万円の売上となりました(商品券の販売は12月10日で終了)。

 会員の中には、自社のお歳暮に活用するところもあるなど、取り組みの輪が広がっています。東京同友会では、被災地の会員と東京同友会会員との継続的な取引が発展することをめざし、今後もさまざまな支援活動に取り組んでいく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2011年 12月 15日号より