エコ&建設商談会 初の開催~44社が出展・交流【東京】

 2月27日、東京同友会エコ委員会・建設関連部会は「エコ&建設商談会」を開催し、約150名が参加、活気あふれる商談会となりました。

 東日本大震災後、「環境」や「防災・耐震」などが一段と注目を集めていますが、「エコ」と「建設」は今後の仕事づくりを考える上でも接点が大きいことから、今回初めての開催となったもの。

 第一部の基調報告では、はじめに「東京発で省エネは『光』から『熱』へ~東京都が動き出した太陽熱利用促進事業 太陽エネルギー利用拡大連携プロジェクト~」のテーマで東京都環境局都市地球環境部計画調整課の田中圭氏が報告。つづいて「福島発 域内創エネと仕事づくり~地域資源を活かした域内創エネと6次産業化による仕事づくりをトータルに構築!~」のテーマで、福島県地域リフォーム連絡会事務局の佐藤修一氏が報告しました。

 第2部の商談会には、省エネ・創エネ関連、建設・耐震安全設備関連、団体関係など会外も含めて44社が出展。はじめに1社ずつ紹介が行われた後、各ブースで交流・商談が活発に行われました。また特設コーナーには、東京同友会建設関連部会が運営する建設受発注ネット「建NET」や中同協の「同友エコ」などの紹介コーナー、日本酒試飲コーナーなども設けられました。

 参加者からは「会員同士でもお互いの仕事内容は詳しく知らなかったので、このような機会はとても良かった」などの感想が聞かれ、「今度、商談に行くことになった」「展示商品を自社でも導入しようと思う」など、具体的成果も生まれました。また当日は、3名の入会がありました。

 エコ委員会・建設関連部会では、出展者へのアンケートなどを行い、意見を集約しながら、次回の開催や定例化について検討しています。

「中小企業家しんぶん」 2012年 3月 25日号より