男鹿南秋(おがなんしゅう)地区会(秋田)

誇りの持てる地域づくりを

 7月3日、秋田同友会は男鹿南秋地区会の設立総会を行いました。設立総会には、来賓や県内他地域の会員なども含めて63名が参加し、設立を祝いました。

 昨年6月に、1年後には「男鹿南秋地区会を30社会員で設立する」という強い意志の下、「設立準備会」が発足。2カ月に1回の頻度で「経営を学ぶ会」を開催し、学ぶ会に参加したゲストを翌日訪問し、同友会の目的やとりくみ、そして自分たちの地域をこれからどうしていきたいのかを熱く語りながら、会員に迎えてきました。

 役員の熱い志が、1つ1つの活動に積み重なり、15社で発足した準備会が、設立総会当日に30社会員を達成し、設立総会を迎えることができました。

 第一部の設立総会では、「自社の経営を通して、誇りを持てる地域づくりや経営者としての生き方を全会員が実践できるよう、これから学習をしながらみんなで学び合っていきたい」などと謳(うた)った設立趣意書案や今年度の活動方針案、予算案が提案され、今年度の活動を担ってゆく地区幹事10名や2名の会計監査とあわせて承認。準備会の代表世話人を務めてきた畠山光氏((有)畠山不動産代表取締役)が、男鹿南秋地区会会長に選ばれました。

 第2部の記念講演では、秋田同友会代表理事の児玉修氏((株)東北安全ガラス代表取締役社長)が、「時代の変化と同友会運動~試練を乗り越え、経営理念をめざす仕事づくりに挑む~」と題して講演。「社員さんたちと信頼できる関係を築き上げながら、時代をよみつつ、新しい仕事づくりが求められる。それには自社がどういう方向に向かうのかというゆるぎない理念が大切。お互い切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長してゆきましょう」と語りました。

 第3部の懇親会では、県内の他地域からの参加者との交流が広がり、親睦を深め合いました。また設立総会の場で、参加ゲスト1名が入会。男鹿南秋地区会会員は31社となりました。

 男鹿南秋地区会は、30歳代の経営者、後継者が多く、また第一次産業に従事している会員が多いことも特徴。その特徴を生かした新しい取り組みに期待が高まっています。

「中小企業家しんぶん」 2012年 7月 25日号より