女性の問題解決能力は未来を切りひらくカギ【2012年度第1回女性部連絡会】

 9月10日、東京同友会会議室において2012年度第1回女性部連絡会が開催されました。19同友会から40名、内閣府男女共同参画局より2名の参加がありました。

 はじめに、女性の活躍促進による経済活性化行動計画について、内閣府男女共同参画局の高村静氏より報告がありました。女性の起業は今後も成長が見込まれる個人向けサービスの割合が高く、女性が就業する際の課題解決にもつながり経済活性化の好循環をもたらす可能性を指摘、国でも重要課題として取り組んでいる内容が紹介されました。

 続いて、北海道同友会・中野むつみ氏が、2012年2月に札幌支部女性経営者部会の同好会として立ち上がった有限責任企業組合「家(うち)ねっと」の取り組みを報告。新しいことを立ち上げて一致団結することの難しさと喜び、ビジネス連携を学びの場として捉え、問題が起こっても解決すべき課題として前向きに行動し続けることで、1社だけでは得られない気づきがあったことなどが報告されました。

 「女性の問題解決能力は未来を切りひらくカギ。女性部連絡会のみなさんが学んで行動することで、同友会や日本経済を元気にしていきましょう」と、糸数・女性部連絡会代表による問題提起により、6つのグループで活発な討論が行われました。

来年度の女性経営者全国交流会は、2013年6月13~14日に帝国ホテル大阪で開催されます。

「中小企業家しんぶん」 2012年 9月 25日号より