今の時代に求められる事務局の課題とは 中日本ブロック事務局員37名が参加【中日本ブロック事務局研修交流会】

 3月8~9日に中日本ブロック事務局研修交流会が三重県にて行われました。7同友会と中同協含め37名が参加しました。

 1日目は、三重同友会の宮崎本店に集合し企業見学から研修が始まりました。お酒を作る工程をたどり、参加者一同が設備の規模やその歴史に驚きました。その後、宮崎・中同協副会長から講演がありました。宮崎氏は「今後は値上げできず、給料が上がらない中でインフレが起こる時代。世の中がどうなっていくかを考え、常に先の画を描き、会員と共に運動を進める事務局員になってほしい」と事務局員に対し期待を込めて話しました。

 2日目は会場を移し、ホテル湯の本(三重同友会会員)で事務局員2名による実践報告がありました。静岡同友会5年目の秋山啓希氏は、全国における静岡の状況を把握し事務局として未熟ながらも理念を作成し、「どうすればいいのだろう」を会員・事務局相互で共有しながら学んでいきたいと報告。

 愛知同友会4年目の服部勇佑氏は、震災後の岩手へ支援のために訪れた際、自身の悩みを率直に語っている地元企業の会員に触れ衝撃を受けます。「あいち経営フォーラム」を開催する目的は経営課題解決のためと考え、高い次元の学びのためにどう行動していくかを考えていきたいと力強い報告がありました。

 最後に、石川同友会柴事務局長は「赤石・中同協相談役幹事はよく『経営者はもっと困りなさい』と言っていました。事務局も困りながら考え、物事の本質を捉えられるよう励んでいこう」とまとめました。

 中日本ブロック事務局研修交流会は各同友会との交流を深めるために、今後も定期的に行っていく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2013年 4月 5日号より