糸島支部(福岡)

地域に根ざした活動を進めたい

 5月17日、福岡同友会に県下20番目の支部として、糸島支部が誕生しました。糸島支部は、福岡県の西部にある旧糸島地域(現福岡市西部と糸島市)を対象地域としており、会員数30名での設立でした。

 初代支部長は大塚正造氏((有)リヴィングオフィス 代表取締役)で、会歴が20年近いベテラン会員ですが、30名の会員のうち、16名が新入会員という若さとエネルギーあふれる支部です。

 もともと糸島地域の人は、福岡地区内にある支部に所属していました。この福岡地区は2004年に、「地域とともに歩む中小企業」を実現するために生まれた組織で、地区会設立初年度より、5年間地域別交流会を開催しました。この交流を通して、福岡市西部や糸島地域の会員より、福岡市内中心部の会合に参加するよりも、自分たちの地域で集まり、地域に根ざした活動を進めたいと、支部を超えた会員交流の促進を図る目的で「糸島の集い」が2010年にスタート。

その後、年2回の例会活動を通じて支部設立の気運が徐々に高まり、何度も話し合いを重ね、2013年に福岡同友会が50周年を迎える年に、糸島支部を設立することが決定しました。その時点での糸島の集いの世話人の会員数は11名足らず…。支部設立の目安は30名です。最初は届きそうにない目標にも思えましたが、大塚支部長をはじめとする世話人のみなさんは新しい支部を1からつくっていこうと熱く燃え上がり、あきらめることなく仲間づくり活動を進め、設立総会当日30名の会員で迎えることができました。

 支部設立にあたってのお願い文の中に「(新支部設立は)『大変』である事も事実です。しかし『大変』は“大きく変わる”と書きます。地元糸島地域も、現在大きく変わって来ました。経営する私達も変わらなければ、立ち行けません」と宣言しています。

 ここ糸島に自己を変え、企業を変え、地域を変える同友会運動がまた1つスタートを切りました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 7月 5日号より