流山支部(千葉)

水運で栄えた街・流山に19番目の支部が誕生~学び挑戦する支部に

 昨年5月の準備委員会設立以来1年余り、準備会議・例会を重ねてきた流山支部が、7月6日に誕生しました。県内19番目となる新支部は、24名での船出となりました。

 流山市は、県北西部に位置し、人口は約16万8000人。かつては江戸川や利根運河を利用した水運で栄え、明治期には葛飾県庁が置かれていた歴史ある町です。現在は、JR・私鉄など複数の路線が乗り入れ、2005年にはつくばエクスプレスが開通し都心へのアクセスの便利さから住宅の多いベッドタウンとなっています。

 ここ数年、野田市、我孫子市に相次いで支部が設立され、県北西部で唯一流山市が空白となっていたことから、北西ブロック協議会が中心となり、支部設立に動いてきました。

 設立総会当日は、北西ブロックを中心とした各支部会員をはじめ、流山市役所・他団体・金融機関からの来賓出席者を含めて91名が参加して盛大に開催されました。

 初代支部長に選出された荒井孝夫氏((有)佐藤サッシ)は、「会員間の交流を深め、互いに学び合い、成長し続ける企業づくりを進めたい。支部の皆で何事にも挑戦していきたい」と意気込みを語りました。

 第2部の記念講演は、笹原繁司・千葉同友会副会長(綜合パトロール(株)代表取締役)が、同友会の経営指針成文化セミナーを受講しての気づきや、社内での共育ちの社風づくりといった経営実践を分かりやすく報告。新会員の多い流山支部会員にとって、同友会での学びを社内で実践し、検証するという同友会の「学びと実践のサイクル」を知る絶好の機会となりました。

 第3部の祝賀パーティーでは、参加者同士の親睦交流が図られるとともに、設立に携わった参加役員より激励のスピーチがあり、今後の流山支部づくりに向けて思いを確認し合いました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 8月 5日号より