五島支部(長崎)

 10月3日、長崎同友会7番目の支部として会員数22名で五島支部が設立されました。

 日本で一番離島が多い長崎県。その離島に支部を有してこそ「長崎同友会」という思いから、2012年4月に五島支部設置準備委員会が発足して1年半、設立準備を進めてきました。

 「同友会を知る会」を含めて合計7回に渡る五島の企業経営者と島外の会員の協議会、設置準備委員会開催は12回を数えました。

 設立総会には、長崎同友会理事会を五島で開催することもあり、理事をはじめとして約40名が訪島。五島支部の設立と初代支部長はじめ役員が承認される瞬間に立ち会いました。

 記念講演では、中山英敬・福岡同友会代表理事が「経営指針に基づく全社一丸の企業づくり~常に社員が主役の魅力溢れる人間集団~」のテーマで講演。参加した会員は熱心に耳を傾けていました。

 記念祝賀会には長崎県知事、五島市長からの祝辞も寄せられ、あらためて五島での同友会活動を通して五島の地域活性化を望む、非常に力強いメッセージが紹介されました。

 初代支部長に就任した森勝昭氏((有)もり塗装工業・代表取締役)は「小さな小さな五島支部ですが、歩みを止めず一歩一歩前進し五島を盛り上げていきたい」とあいさつ。設立までの1年半を振り返り、今後の五島をもっと良くしていきたいという熱い思いも込められ、会場からは盛大な拍手が沸き起こりました。

 長崎同友会の新たな1ページが記された五島支部設立総会の10月3日。豊富な自然環境に囲まれ農業や漁業、そして観光資源にも恵まれた五島において、五島支部が担う役割を再認識し、また既存支部と連携を取りながら今後ますますの長崎の活性化が期待される1日となりました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 11月 5日号より