宮崎同友会と鹿児島同友会大隈支部が合同例会~県境越え隣接地域で交流

 11月13日、宮崎県都城市の都城グリーンホテルにおいて、宮崎同友会と鹿児島同友会大隅支部の合同例会が開催されました。県をまたいでの例会は両同友会にとって初めての取り組みです。

 大隅支部は設立5年目。鹿児島市からも遠く、例会づくりや仲間づくりなど試行錯誤しながら取り組んできました。今回の例会は、今もっとも勢いのある宮崎同友会のきりしま支部の取り組みに学びたいと、大隅支部の申し入れで実現したものです。

 実はきりしま支部と大隅支部は経済圏、商業圏、産業構造など重なる部分も多く、地理的にも隣接しています。

 報告者は、きりしま支部代表幹事で(有)フィットピア代表取締役の杉村隆寿氏。座長は宮崎同友会の真方伸也氏、室長は鹿児島同友会の上室和久氏がそれぞれ務めました。

 杉村氏は「元気道経営~『何のために』の追求が人を育てる~」と題して報告。同友会に入会して12年、経営指針を軸に、学び・気づき・実践の循環で同友会型企業へと変化していく過程を報告しました。

 報告を受け、社員との信頼関係をどう築いていくかを中心に、自社で現在抱えている課題についてグループ討論。同友会を越えての交流であっても、腹を割っての語り合いとなりました。

 当日は約100名が集まり、その内ゲストはきりしま支部、大隅支部合わせて13名が参加。「入会したい」の声も届いています。

 例会を行うにあたり、まず合同の幹事会を開催、その後も例会打ち合わせ、グループ長打ち合わせなどを重ねてきました。他県の取り組みに触れることで、これからどのような企業づくり、支部づくり、地域づくりを行うのか、考えるきっかけとなり、また多くの刺激を得る場になりました。

 今後も定期的に交流を深め、県にとらわれることなく、自分たちの地域に同友会を広めていく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2013年 11月 25日号より