事業者版ISOで環境経営へ~環境フェアで地域に密着 環境経営委員会活動より【石川】

【変革と挑戦―各同友会の実践事例から】34

 石川同友会では環境経営を会員と地域に広める活動を進めています。

 2013年度は「いしかわ事業者版環境ISO」の取得と「いしかわ環境フェア」に取り組みました。

 同ISOは石川県が2008年より事業者版環境ISOとして登録制度化を開始したもので、積極的に環境保全に取り組む県内事業所や団体を対象として石川県に登録する制度です。

 環境フェアは社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議が主催する市民向けの催しで、企業・大学・団体等がブースに出展し、舞台や各ゾーンで環境活動を紹介します。

 いしかわの里山里海展の併設、いしかわ近未来の環境技術展・森林シンポジウムも行われました。

 同ISOは講座を受講して申請書を作成することで取得でき、環境マネジメントシステムの中ではハードルが低く取り組み易いため、同友会活動に取り入れ会員企業の環境経営を推進します。

 講師を招き半日を2回で1セットの講座に18名が受講、簡易審査を9社が受けました。

 8月24~25日、環境フェアが「スマートコミュニティとエコなくらし」をテーマに石川県産業展示館で開催されました。

 来場者数は約2万4200人で同友会ブースには約350名が訪れ、会員企業の「畳の縁製バッグ」等エコ商品の紹介や同友会活動を紹介し、「中小企業および同友会のアンケート」に255名が回答を寄せました。シアターでは橋本会員が省エネナビ等セミナーを行い、野村会員がLED照明や断熱材の効果を実演しました。「いしかわエコデザイン賞」公開プレゼンテーションもあり、家村・杉原・高屋会員が登場しました。

 石川同友会は中小企業が地域に密着して環境経営を行う重要性を確認しながら環境経営委員会活動を展開しています。

「中小企業家しんぶん」 2013年 12月 5日号より