転換期を乗り切る企業と同友会を【関西ブロック支部長交流会】

 「大企業は大儲けをする企業だが、中小企業は長く少しずつ儲ける『長儲け』を考えることが大事。支部長は会社を黒字にするとともに、支部(会員数)も黒字(増加)にするよう、リーダーシップを身につけて発揮を」

 4月11日、「関西ブロック支部長交流会」は、6同友会120名が参加して神戸市で開かれ、開会あいさつで、関西ブロック担当副会長の田中信吾氏はこのように問題提起しました。

 事例報告では、「小グループ(ブロック)が主役のボトムアップ型支部づくり」をテーマに西洋子・神戸中央支部次期支部長、「甲賀支部設立から見えた地域の今後」を川崎博治・甲賀支部長、「史上初の会員増強実績(90名入会)はいかに取り組まれたか」を坂平典生・下京支部長がそれぞれ報告しました。

 グループ討論では、運営の議論に終始するのでなく経営問題で議論できる役員会にすることや、支部の活性化指標をもって組織としてのPDCAを回すことの大切さについても意見交換されました。

 翌日の代表者会議では、大阪同友会の機構改革の実践報告に学び、「企業と会員の顔が見える関係」づくりと地域を支える同友会のあり方について議論しました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 5月 5日号より