エネルギーシフトで仕事づくり、地域づくりを エネルギー問題学習会【中同協・首都圏同友会】

 4月3日、中同協主催、東京・神奈川・千葉・埼玉の4同友会共催によりエネルギー問題学習会が東京で開催され、11同友会と中同協から111名が参加しました。

 中同協は昨年ドイツ・オーストリア視察を行い、「エネルギーシフト」について学びました。今回の学習会は、より多くの人にエネルギーシフトについて理解を深めてもらおうと開催したもので、ドイツ・オーストリア視察の際にコーディネーターを務めた村上敦氏(ドイツ在住の環境ジャーナリスト)を講師に招きました。

 冒頭、広浜・中同協幹事長があいさつ。続いて村上氏が「エネルギーシフトで日本は変わる~中小企業の仕事づくりと豊かな地域づくりへ~」のテーマで講演しました。

 講演を聞いた後のグループ討論では、中同協が検討を進めている「中小企業家のエネルギー宣言(案)」(討議素案)や、各自の省エネや再生可能エネルギーに関する実践などについて話し合いました。

 最後に赤石相談役幹事から「エネルギーシフトというと遠い存在に思われますが、仕事づくり、地域自立、地域再生というような観点で見ると大変身近なものです。本質に行き着くまで自主的に学びあいながら議論を進めるということが同友会の伝統になっています。『エネルギー宣言(案)』を念頭に置きながら、津々浦々で議論を進めてほしい」とまとめがあり、閉会となりました。

 今後、中同協ではエネルギーシフトに関する学習を進め、「中小企業家のエネルギー宣言(案)」についても議論をしていく予定です。

エネルギーシフトとは

(1)省エネ(2)コージェネレーション(熱併給発電)(3)再生可能エネルギーへの対応を進め、中小企業の仕事を増やして地域の雇用を増やし、持続可能な社会づくりへの取り組みをすすめること。

「中小企業家しんぶん」 2014年 5月 5日号より