長きにわたる共同求人活動を評価 沖縄県知事から感謝状【東京】

東京同友会

 1月30日、沖縄県庁にて翁長雄志・沖縄県知事より東京同友会に感謝状が授与されました。これは東京同友会の30年にわたる沖縄の若年者就労支援と、共同求人参加企業による育英積立金を利用したインターンシップ企画「元山記念社長の弟子入りツアー」に対する功績を讃えてのものです。

 東京同友会からは河原八洋・代表理事、仲田喜義・共同求人委員長、大西昌典・事務局次長が参加。これまでの活動に携わってきた元山和仁・沖縄女子短期大学教授、大城辰彦・沖縄県同友会専務理事が同席しました。翁長知事からは感謝状の授与と記念品の贈呈が行われ、受賞にあたり長年沖縄の青年に対し就労支援をしてきたことへの感謝の意が伝えられました。

 河原代表理事からは謝辞として「1人でも多くの若者が就職し社会に巣立っていってくれることがわれわれ中小企業家の願いであり、できれば地域に根ざし貢献する中小企業に多くの学生が就職してくれることを願っています」とあいさつ。

 また、仲田委員長は活動の歴史に触れ「この活動はわれわれの先輩方が、つてのないところから沖縄の専門学校や大学を周り、採用活動をしてきたという地道なものでした。そして先生方と話しあいながら運動をつくり上げ広がりをつないできました。沖縄同友会もこうした共同求人の活動が契機となり経営者が集まり、1987年に創立されました。そういう意味では県民の皆さんの就労が促進され、更にこうした活動に賛同し中小企業家の自主的な会が組織されたことは私共にとっても喜ばしく重要なことです」とあいさつしました。

 この後、翁長知事を囲みながら懇談を行い、関係者にて県就労のキャッチフレーズ「GOOD JOB」を掛け声に記念撮影を行いました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 3月 15日号より