会員に寄り添う事務局へ【第10回関東甲信越ブロック事務局活動交流会】

関東甲信越ブロック

 3月14日に東京で、第10回関東甲信越ブロック事務局活動交流会が開催され9同友会と中同協から37名が参加しました。

 冒頭に松林信介・東京同友会専任理事は「第10回を迎え、これまで31名の事務局員が報告しています。それぞれの成長を実感し、ブロックの連携を深めたい」とあいさつしました。

 交流会ではまず、湯本良一・(株)湯建工務店社長(東京同友会会員、中同協副会長)が「私の企業づくりと事務局の皆さんに期待すること」として講演。商圏2キロメートルの中で街の景観をつくる気概をもって社員と共に実践していると報告。また、「日本経済が行き詰まりを見せ、中小企業を育てないと日本の未来はない」と述べ、小さな仕事に正面から向き合うことが大きな理想につながっているとして、「日本の未来をつくる気持ちで会員との信頼関係を構築してほしい」と期待を込めて語りました。

 その後、猿田花絵・茨城同友会事務局員と高橋陽香・千葉同友会事務局員の入局2年目の2名から実践報告がありました。猿田氏は同友会に入局後何もわからない中で他同友会の実践から学び会員を巻き込んだ取り組みを報告。高橋氏は大学での東京同友会の出前講座に参加し、同友会のことを知り入局。経営者とは違う学生や社員の目線で意見を出すことで会員との関係構築に励みました。2名とも中小企業の経営者を親に持ち、経営者の悩みや問題に真摯に向かいあう取り組みを報告しました。

 その後、グループ討論を行い、まとめとして池田泰秋・中同協事務局次長から「(1)運動の継続が重要(2)日々の積み重ねが力となる(3)同友会が注目される価値観の転換期だからこそしっかりと状況を見極める」と述べ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 3月 25日号より