人は石垣 人は城 今こそ実践! 人間尊重の経営 第43回青年経営者全国交流会in山梨開催

 9月10~11日、甲府富士屋ホテルほか3会場にて第43回青年経営者全国交流会(略称・青全交)が「人は石垣人は城 今こそ実践!人間尊重の経営」をテーマに行われ47同友会および中同協から1206名が参加しました。

中同協第55回青年経営者全国交流会

 1日目は「青年部活動による気付きから、自らが変わり、会社が良くなっていく」「変革と継承~みなさんへの期待」などをテーマに見学分科会を含む15の分科会がそれぞれの会場で行われました。

 分科会終了後の懇親会は会場を甲府富士屋ホテルに移し、山梨同友会からは中村猛志・山梨同友会代表理事、来賓として宮沢洋一・経済産業大臣、後藤斎・山梨県知事があいさつ。宮沢洋一・経済産業大臣からは「中小企業の経営者には常に新しいことに挑戦してほしい。そしてひらめきをわれわれに寄せてほしい」とあいさつがありました。乾杯は山梨流の茶碗に注いだワインで行い、1200名を超える青年経営者同士が交流を深めました。

 2日目も同じ甲府富士屋ホテルで全体会が行われました。冒頭では鋤柄修・中同協会長が「全国交流会への参加意義は、経営者同士の人脈づくりと自らの課題を持ち寄ることで、課題解決のヒントを得られることです。若い人同士、または経験豊富な年配経営者とつながり、課題解決のヒントを得て、ぜひ自社で実践することを心に誓ってください」とあいさつしました。

 特別報告では田山謙堂・中同協顧問が「労使見解の今日的意義」をテーマに報告。記念講演では「弱者集団で高齢化社会に挑む」をテーマに澤登拓氏((株)フレアス代表取締役、山梨同友会会員)が、創業からの経緯、そして同友会との出合いと学びを実践した経営による会社の変化と発展について報告しました。

 次に広浜泰久・中同協幹事長が2日間のまとめを報告し、中村猛志・山梨同友会代表理事が「関わっていただいた全ての方の協力があったからこそ交流会を成功させることができました」と謝辞を述べました。

 最後に北原正倫・山梨青全交実行委員長から次回開催地である山下勝巳・石川同友会青全交実行委員長へバトンを引き渡し、金谷道憲・石川同友会副代表理事より閉会のあいさつがありました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 9月 25日号より