顔と企業が見える会員交流を進めよう~北地域会ワンテーブル交流会【京都】

 会員同士、顔はよく知っていても、どんな仕事をしているのか、意外と知っているようで知らないものです。「顔と企業が見える会員交流を進めよう」を合い言葉に始めた京都同友会の北地域会ワンテーブル交流会は今年で4回目となりました。北地域会は京都市域の5つの支部で構成しています。

 当事業は、(1)会員がお互いの経営姿勢や事業内容を知り、支部を越え交流する機会とする。特に新会員の出展を促し、支部を越えた交流の機会とする。(2)入会を勧めたい経営者の見学参加を募り、会員拡大の機会とすることを目的に開催しています。

 今年は8月23日、会員企業のホテルにて開催し、22社の企業が出展、140名近くの来場者がありました。

 ワンテーブル交流会では机を1台用意し、それに収まる範囲内で各出展者は、趣向を凝らし自社の製品やサービスを展示します。出展者の多くは入会3年以内の新しい会員です。自社をどう知ってもらうのか、時には先輩会員にアドバイスをもらい準備をしました。出展にあたっては社是や経営理念など自社の経営姿勢がわかるものの掲示が求められます。経営理念を成文化していない企業は、この機会に理念を文章にまとめ提示していました。

 各ブースでは、例えば新商品を考案した飲食店が来場者に試食してもらい反応を探りながら商品化について考えていました。また、会場で初めて出会った会員同士が交流する中で新しい共同企画ができるなどビジネスチャンスも生まれました。参加した会外経営者も、興味深く同友会紹介ブースや企業ブースに見入っていました。

 今後もこのワンテーブル交流会は新会員定着促進の場、会員拡大促進の機会として継続していく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2015年 10月 5日号より