地域再生の原動力となる同友会の強化へ~中小企業庁長官が講演【中同協第3回幹事会】

 2016年1月8~9日、東京の中野サンプラザで中同協第3回幹事会が行われ、47同友会163名が参加しました。

中同協幹事会

 1日目の第1部では中同協第48回定時総会議案の骨子を広浜泰久・中同協幹事長が解説を交えながら報告しました。また、2015年10月に実施した「2015同友会事務局労働実態調査」の結果を報告した後、「地域再生の原動力となる同友会の強化をめざして」に関わる2つのテーマでグループ討論・発表を行ないました。

 その後、第2部の全国的な課題の共有と承認では、2月18~19日の第46回中小企業問題全国研究集会(香川)の成功に向けての呼びかけや今後の全国行事の概要などの確認が行われました。

 第3部では中小企業庁長官の豊永厚志氏を迎え、「最近の中小企業・小規模事業者施策について」と題し特別講演がありました。豊永氏は最近の中小企業・小規模事業者施策や中小企業・小規模事業者の施策の今後について詳細な資料をもとに中小企業施策を紹介し、「自社での活用をぜひ検討いただき、経営への一助としてほしいと思います」と中小企業への期待を熱く語りました。特別講演を受けて、広浜幹事長から「私たちこそ施策をあらゆる面で活用し、地域を日本を元気にしていきましょう」とお礼を兼ねたまとめがありました。

 2日目は中同協の財政問題をテーマに、笹原繁司・中同協財務委員長からの「中同協の分担金改定について」の提案をうけて、全同友会からこの間の議論の結果が報告されました。各同友会の意見をふまえ、分担金改定の実施期間を4月から10月に延期し、次回の幹事会で決議することを大筋で合意しました。

 最後に、鋤柄修・中同協会長から「本日集まった幹事の皆さんが主体者として財政問題を協議していただきありがとうございました。行事の集約など検討し、運動をさらに発展させていきましょう」と感謝の言葉を述べ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 1月 25日号より