関東甲信越の輪で深い学びの場をつくる【栃木】

栃木同友会

 栃木同友会は昨年6月の県例会から毎月関東甲信越ブロックの同友会から講師を招き、充実した例会で会員増強に乗り出しています。

 5月には中里良一・(有)中里スプリング製作所代表取締役(群馬同友会)、6月には関野友憲・(株)システムプラン会長(長野同友会代表理事)、7月には本間雅樹・有希化学(株)代表取締役(新潟同友会会長)、9月には湯本良一・(株)湯建工務店代表取締役(東京同友会相談役)、10月に石渡裕・(株)総合環境分析代表取締役(神奈川同友会前代表理事)、11月に中村猛志・ティーエーシー武田消毒(株)代表取締役(山梨同友会代表理事)、12月には山本克己・(株)ストラクス代表取締役(千葉同友会代表理事)と継続して例会を開催し、毎回30名程度が参加しています。

 経営実践や同友会の歴史を振り返り同友会づくりに触れるなどリアルで個性豊かな報告に参加者の心は動かされ、グループ討論にも熱が入っています。グループ討論の発表もA5の用紙にまとめてもらうことで発表の際の時間(3分)を厳守できるよう工夫しています。

 毎月の活動により設営に関わる会員も増え、事前の打ち合わせが行われるようになるなど全体の雰囲気が変わっています。

 1月26日の県例会には22名が参加し、新井俊雄・(株)アライ代表取締役(埼玉同友会理事、元代表理事)が報告。中小企業憲章を学び、地域に目を向け地元川口で物流から製造・ものづくりに事業を転換した経緯を率直に語りました。2月には斉藤哲夫・さ志まや製菓(株)代表取締役(茨城同友会副代表理事)が報告予定です。

 これまでの報告に参加者からは「夢を持てる企業にしていきたい」「トップとしての考え方や姿勢を社員に示していきたい」「自社は何をする企業なのか。強みを明確にしていきたい」「常に危機感を持って時代の変化にあった事業を展開していく」などの感想が述べられています。

 八木仁・栃木同友会代表理事は「同友会での学びを実践されている方々の報告は大きな刺激になっています。県例会を機に栃木同友会のレベルを上げていきたい」と意気込みます。

 関東甲信越ブロックの連携で栃木同友会の火がさらに燃え上がっています。

「中小企業家しんぶん」 2016年 2月 5日号より