【熊本地震】復興めざして頑張ります! 地震後、理事会を初開催

熊本同友会

 熊本同友会は5月10日、2度の震度7を記録した熊本地震から初めて理事が顔を合わせ、参加者32名で理事会を開催しました。

 冒頭、小屋松・熊本同友会代表理事から、「熊本地震から激動の日々の中、理事会でみなさんと顔を合わせ、何かなつかしい感じがします。2度の大きな地震を受けて、1社もつぶさないという気持ちを持ち、一段と成長する機会として頑張りましょう」と開会のあいさつがありました。

 熊本地震について、地震発生後の経過、会員の安否・被害状況の確認について報告があったあと、小屋松代表理事から全国からの熊本地震への支援について「全国の同友の仲間の熱い思いを受け取った」と涙ぐみながら報告がありました。早咲代表理事からは「故赤石顧問を偲ぶ会で熊本地震の状況を報告し、全国からの支援をお願いしてきた」と報告がありました。

 各理事からも地震の状況や対応について発言がありました。「震災直後から支部会員全員に連絡をとって、状況を聞いた。資金の手当て、雇用維持など短期的な対策と震災からの復興や地域再生など長期的な対策が必要」「地震の影響は直接的な被害もあるが、ボディーブローのように後々効いて今後の影響が懸念される」「今後は心のケアが必要で、みんなで頑張ろうという気持ちで一人ひとりへの声かけをしていくこと」「会員企業のホテルが避難所や被災した益城町役場の一部となって、復興支援に尽力している」「経営指針を改めて見直し、地震の影響に備えて実践していくことが重要」などの報告がありました。

 最後に、理事全員で「復興めざしてがんばります!」と、熊本地震からの復興と地域の再生を誓いあいました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 5月 25日号より