8月17日、中同協中国・四国ブロックが分離して初めてとなる、中同協四国ブロック連携交流会が徳島で開催され、四国ブロックの同友会及び中同協から55名が参加しました。
鋤柄修・中同協会長による基調講演は、「四国ブロックに期待すること」をテーマに報告がありました。「四国の4同友会はそれぞれ生い立ちが違い、会員増強や経営指針づくりなど違った活動の成果を持っています。それらを学び合い、地域でどのような経営をしていくかが重要です」と激励がありました。
続いて山城真一・中同協四国ブロック担当副会長から、「四国がブロックになることで長期的なビジョンを共有できるようになります。地に足がついた活動で、労使見解の聖地となることを目指したい」との問題提起がありました。
その後、4県の代表理事と鋤柄会長によるパネルディスカッションでは、コーディネーターの鎌田哲雄・愛媛同友会専務理事より「四国ブロックが全国の同友会運動をリードする。その気概と姿勢がないと分けた価値がない」との発言を皮切りに、以下の意見が出されました。
川北哲・香川同友会代表理事は「依然外部環境は厳しいが傷のなめ合いでなく、できる可能性を連携して考えていきたい」と話し、平野啓三・愛媛同友会代表理事は「空白地域への支部づくりや仕事づくりの運動を連携し、同友会らしい黒字企業をつくっていきたい」と提起。
成岡英司・高知同友会代表理事は「若い企業家が育つ環境を、同友会が作らなければならないと考えている」と語り、山城真一・徳島同友会代表理事は「自社で解決できない、県内でも難しい課題を四国で連携したい」と期待を述べました。
鋤柄修・中同協会長は「事務局員が検索エンジンにならなければならない。そのためにも事務局のあり方が重要になる」とまとめました。
平野啓三・愛媛同友会代表理事からのまとめでは、四国の中心地は4県が集りやすく、地の利を生かした活動を進めていくことも提案されました。
「中小企業家しんぶん」 2016年 9月 15日号より