次年度に向けて議案を検討~中同協第53期第5回幹事会

 3月3日、オンラインにて中同協第5回幹事会が開催され、全同友会から175名が参加しました。

 はじめに、広浜泰久・中同協会長から「ウクライナ危機を受けて『生きる、暮らしを守る、人間らしく生きる』がどれだけ大切なことかを身に染みている。ウィズコロナの中でも会勢は増勢に転じており、同友会の総合力が形として表れている。同友会の影響力が大きくなっている一方で、それにふさわしい自分たちになれるよう、自主的・主体的な活動で先頭に立って運動を行いましょう」とあいさつがありました。

 議題の中では、この間行われた全国行事や交流会のまとめと結果報告があり、今後行われる行事の準備状況などを確認しました。また、本部・協議会・委員会・連絡会からもそれぞれ活動報告と提案がありました。

 続いて、会員増強・組織強化の取り組みと中同協組織のあり方検討会の答申について、中山英敬・中同協幹事長が報告しました。また、第54回定時総会議案の提案があり、グループ討論で内容の検討を行いました。「各同友会の現状に合わせてポイントを絞って考えていくことが大事。中同協の議案を生かした元気な同友会づくりをしていく」「同友会の存在が大きくなっている中で、地域の中で仲間づくりに発展する企業づくりが必要」などの意見が出されました。

 最後に、中山英敬・幹事長から「大事なのは先人たちが築いてきた歴史と理念を学びなおすこと。不透明な時だからこそ鮮明なビジョンが必要。日本経済ビジョンの学習を広げ、会内で共通認識できるように理解を深め、掲げていくことが重要。各地において活動方針の議論を深める際に、議案を有効に活用してほしい」とまとめがありました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 3月 15日号より