心理的安全性があり、自主的に活動していける女性部に【中同協女性部連絡会】

 9月6日、東京で第1回中同協女性部連絡会が開催され、25同友会と中同協から54名が参加しました。

 冒頭、2022年度の女性部連絡会担当幹事に東京同友会の橋本久美子氏が選任されたことが紹介され、前任の久賀きよ江氏から「2018年に担当幹事となり、性別を超え、偏見なく個々人の個性が発揮される環境をめざす取り組みの1つとして、経営を語り、地域であてにされる企業や女性経営者が増えたらという思いで担ってきました。たくさんの方に支えていただいた4年間でした」とあいさつがありました。

 続いて6月に島根で開催された第25回女性経営者全国交流会の報告や、次回福岡で開催予定の第26回の企画案が紹介され、確認されました。

 3回行われたグループ討論のうち、1回目は、事前に参加者から寄せられた活動シートをもとに、各同友会での取り組みや役員としての悩み、組織の課題などについて交流しました。2回目のグループ討論を前に、橋本女性部連絡会代表から「責任と心理的安全性について」をテーマとして、女性部連絡会の存在意義を共有していくために大切にしたい捉え方や考え方について報告があり、各グループで深め合いました。2回の討論を踏まえ、3回目は「自社と自分の成長のために」と提案された女性部連絡会の目的や目標をもとに各グループでキーワードを出し合いながら検討しました。

 時間を忘れるほどに盛り上がったグループ討論では「安心して話ができて、経営者として、人としてどう成長したいかというイメージが持てるのが女性部。さらに、行動して壁に当たったら相談して、経験値を高めて、よい経営者、よい会社になれる女性部をめざしたい」「学んだことや感じたことをアウトプットして伝えられるよう意識していきたい」などの報告がありました。

 村井由香・女性部連絡会副代表は「話し合った女性部連絡会の目的や目標を持ち帰り、各同友会で育てて次回の連絡会で持ち寄ってお互いに生かしていきましょう」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 10月 5日号より