「想いをつなぎ、未来をかたちに We work together as one.」新潟同友会40周年記念フォーラム 【新潟】

 1982年11月20日に64名の会勢で全国25番目に創立された新潟同友会は、11月14日から18日にかけて、40周年記念中小企業経営フォーラムWEEK2022を開催しました。14日から17日にかけ4つの分科会、最終日の18日に創立40周年記念式典と記念講演を開催しました。記念式典には会場・オンライン合わせ155名が参加。全体の延べ参加登録数は、目標の300名を大きく上回り、434名となりました。

 「想いをつなぎ、未来をかたちに We work together as one.」をスローガンに掲げた本フォーラムは、第1分科会の本間雅樹氏(有希化学(株)取締役会長・新潟)「同友会歴30年で出会った仲間とバイブル」の報告でスタートし、第2分科会 石川朋之氏((株)HONKI代表取締役・滋賀「想いをカタチに」、第3分科会 寺島槙律奈氏((株)アウム代表取締役・東京)「見えない鎧を脱ぎ捨てる!」、第4分科会 河野通洋氏((株)八木澤商店代表取締役・岩手)「この地域・日本には守るべき宝がある」、最終日の記念講演は川中英章氏((株)EVENTOS代表取締役・広島)「積極果敢な経営で未来に希望の持てる地域をつくる」と、毎日密度の濃い報告が行われ、白熱したグループ討論で学び合いました。

 記念式典では、関原英里子・新潟同友会代表理事や来賓あいさつのほか、新潟同友会が「私たち中小企業家が持続可能な新潟経済を創るための運動」の精神から2022年5月に宣言したビジョン「NDGs2030(Niigata Doyukai Goals)」を、会員企業でも生かせるマニュアル「未来実現プログラム Life on NDGs」の発表が行われました。これは中小企業が生き残っていくために、自社を分析し、特色のある“洗練された尖った企業をめざすためのチェックシートになります。

 当日は、40周年の記念として越後杉を素材とした携帯置きのノベルティを参加者に配布。制作の過程では、子どもたちや障害者の皆さんにも協力してもらいました。木も子どもたちもすくすくと育ち、そして、モノによっては多少曲がっていたり、はめづらかったりするものがあっても、みんな違ってみんないいの精神で、そういったことが許し合えるインクルーシブな社会をめざそうという意味を込めました。新潟同友会は、節目を迎え、未来に向けて新たなスタートを切りました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 12月 15日号より