創立50周年を迎え、新たな10年へ 50周年記念フォーラムを開催【群馬】

 4月21日、Gメッセ群馬を会場に「50周年記念フォーラム(第51回定時総会)」を、群馬県・群馬県産業支援機構・各経済団体など多数の後援を得て開催し、会の内外から約200名が参加しました。

 当日の参加者には、記念事業の一環で作成した「50周年記念バッジ」を贈呈。また、会場前に設置された「会員企業の物販コーナー」には、各社が取り扱う魅力的な商品が並べられ、50周年をいっそう盛り上げました。

 第1部の総会議事では、新年度の活動方針や役員、予算などを拍手で承認。代表理事には田村氏・町田氏の2名が選任され、今年度スローガン「仲間と共にステップアップ~企業の成長の歩みを止めない!~」をはじめ、重点方針・部門方針の要点が説明されました。

 第2部の記念式典では、来賓を代表して山本一太・群馬県知事、湯本良一・中同協副会長が祝辞を述べたほか、群馬県産業支援機構の石川利一氏、群馬県商工会連合会の樋口努氏、群馬県中小企業団体中央会の大澤伸一郎氏も出席しました。その後、群馬同友会の発展に寄与した功労者の表彰として、40周年以降の代表理事経験者2名(山岸良一氏・澤浦彰治氏)、各支部より選出された功労者8名にそれぞれ表彰状と記念品を贈呈。続けて、群馬同友会の歩みを振り返る「50周年記念動画」が上映されました。

 第3部の記念講演には、さまざまな切り口で「日本一のエンタメ鉄道」をめざす、銚子電気鉄道(株)代表取締役の竹本勝紀氏(千葉同友会)が登壇。「絶対にあきらめない! 銚子電鉄存続への挑戦」と題し、同社を救った奇跡のぬれ煎餅の物語や地域鉄道としての使命、奇抜なアイデアをカタチにする経営実践など、感動とユーモアを織り交ぜての報告でした。

 第4部の交流会では、桐生清桜高校の和太鼓やパフォーマンス集団IGNIS DE ORNISの演技が披露されるなど支部を越え、世代を越えて50周年を祝いました。歴史の重み、会場全体を包み込む熱気を肌で感じた会員一人ひとりが、群馬同友会の次の10年を牽引していくことでしょう。

「中小企業家しんぶん」 2023年 5月 15日号より