【新支部の誕生】
能代山本地区会(秋田)
能代山本地区会設立総会を開催! 空白地域に念願の地区会設立

 11月28日に、秋田同友会7番目の地区会「能代山本地区会」が誕生しました。設立総会には行政や金融機関、そしてお祝いとして全地区会からの参加があり、総勢66名での開催となりました。設立総会後の記念講演は日野亨・代表理事が登壇し、経営体験と共に能代山本地区会へ激励のメッセージが送られました。懇親会では過去の設立準備会メンバーから涙のあいさつがあり、10年越し、念願の能代山本地区会の設立に会場は感動で包まれました。当日にはゲスト2名が入会し、会員数28名で能代山本地区会は今後の活動をスタートすることになります。

10年越しの設立

 秋田同友会が設立してから現在に至るまで、2度設立に向け活動していた時期がありました。しかしいずれも設立には至らず、3度目となる今回、10年越しの思いで会員数26名で設立総会を迎えました。

 昨年11月に、佐藤雄樹・運営委員長((株)佐藤ファーム代表取締役)を中心に会員17名で能代山本地区会設立準備会を発足。2カ月ごとに例会を開催し、また継続的に会員候補者への訪問活動を行い、会員数を増やしてきました。この1年間の例会では、各委員会の委員長を呼んでこれまでの自社の変革を報告してもらい、他地区会の参加者と一緒にグループ討論で社員への思いや経営の目的を討論しました。

自分の住んでいる地域に同友会が必要だ!

 能代山本地域は人口約7万人で、人口流出や大手木材会社の進出、風力発電事業の推進により、人手不足が大きな課題となっています。そのような地域にこそ同友会が必要だと考え、「同友会の『人を生かす経営』を広めることが地域の発展につながる」「身近に地区会があることで地域の会員がより参加しやすく、仲間意識を強める」といった理由から、地区会設立に向け活動をしてきました。

能代山本地区会のこれから

 能代山本地区会は今後、経営体験報告のほか、新たなチャレンジを後押しすることをテーマに掲げています。若手経営者が多い地区会だからこそ、商品やサービスだけでなく、労務管理や広告宣伝などにおいてもさまざまなチャレンジができるよう、学びの場づくりをしていく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2023年 12月 25日号より