価格転嫁や賃上げなど意見交換 全労連との懇談【中同協】

3月11日、中同協と全国労働組合総連合(全労連)との懇談会が開催され、中同協からは広浜泰久会長、中山英敬幹事長など8名、全労連からは小畑雅子議長など8名が出席しました。相互理解を深めるため毎年行っているもので10回目となります。

冒頭、それぞれの代表があいさつ。小畑議長は「中小企業で働く労働者が人間らしく生きることと中小企業の発展を一体として進めていきたい。中同協の働く仲間と地域を大切にする姿勢にとても共感している」と述べ、広浜会長は「同友会は人間尊重の経営をめざしている。働く人たちが誇りをもって仕事ができる環境づくりに取り組んでいる。相互に啓発しながらそれぞれにとってプラスとなる懇談にしていきたい」とあいさつしました。

各団体の取り組み概要と課題についての報告では、中同協から景況調査や経営実態アンケート、政策要望の内容などについて報告。全労連からは働き方の現状と課題、公共を取り戻す取り組みと課題などについて報告がありました。

懇談では、労働力の流動化や価格転嫁、賃上げなどについて意見交換が行われました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 4月 5日号より