未来を担う若者の雇用をめざす 第1回「地元中小企業の魅力発見フェア」【大阪】

 3月7日テクスピア大阪にて、大阪同友会・南ブロック経営委員会主催で、第1回「地元中小企業の魅力発見フェア」を開催しました。

 昨今の中小企業を取り巻く環境は厳しさを増しており、特に南大阪では少子化問題や求人難が直近の課題です。ここ数年にわたり南大阪エリアの高校と定期的に交流を進めていく中、未来を担う若者の雇用をすることは、事業継続を行うための最重要課題と捉えられています。場当たり的な求人活動や広告費を掛けることではなく、長期的に学生への仕事の魅力発信や働くことの楽しさを伝えること。そして参加企業の求人そのものへの理解・スキルを深めて、若者にとって魅力ある就職先として中小企業が選ばれることを目的に、第1回目となる「地元中小企業の魅力発見フェア」を開催する運びとなりました。

 出展協力をした会員企業15社が中心となって準備、広報活動を展開。当日は大阪産業局からも出展協力を得て、計16ブースの企業・団体によるプレゼンと、会員企業と学生によるコラボ活動の事例発表、労使関係をさぐる性格「類人猿」診断を行いました。学校関係、ハローワーク、日本語学校に通う外国人学生など、計39名が来場しました。

 対象となる学生の参加は少なかったのですが、参加者から地元中小企業の理解を得られたことに加え、出展を通じて参加社員から「参加してよかった」などの感想があり、次につながる企画となりました。

 今後も開催時期や学校との連携などをブラッシュアップして開催することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 4月 5日号より