福岡同友会では、4月28日に福岡市役所西側ふれあい広場にて福岡フレンドシップフェスティバル2024(以下、FF)を開催しました。
今回で27回目となるこのイベントは、主に福岡市を中心とする障害者就労支援事業所で働く人たちの活動を多くの市民・県民の皆さまに知っていただくことを目的に毎年開催しています。当日は天候にも恵まれ、多くの来場者でにぎわいました。
今回は29の支援事業所から参加があり、事業所で製作した菓子や工芸品などを販売し、飲食ブースは福岡同友会青年支部を中心に設営しました。
ステージでは地元アイドルグループ・ミュージシャンの演出のほか、事業所のバンド演奏もありイベントを盛り上げました。
また、昨年より体験スペースを設け、パラリンピックの正式種目「ボッチャ」を実施。障害の有無に関わらず、老若男女、誰でも楽しむことができるスポーツとして、当日は子どもたちで大変にぎわっていました。
26回目まで青年支部が主体として開催してきたFFは、今回より支部を越え福岡地区のイベントとして活動を広げています。このFFを一大行事として、約1年前から実行委員会を立ち上げ、通常の支部活動も行いながら、事業所との交流はもちろん当日の会場設営から運営まで会員で行っています。
FFでは、利用者が直接お客さまに販売できる環境であること、また数ある支援事業所のイベントの中でも売り上げが見込めることもあり、毎年参加したいとの言葉に大変喜びを感じています。
今後も、障害のある仲間たちが一生懸命働いている施設があることをより多くの人に伝え、ノーマライゼーション(障害のある人も障害のない人も共に同等の生活を当たり前にできる社会)の実現に少しでも貢献できるよう、会員1人1人が深く関わっていきたいと思います。また、「国民や地域と共に歩む企業づくり」をめざす1つの形としてこれからも続けていきます。
「中小企業家しんぶん」 2024年 5月 25日号より