6月7日、東京・秋葉原にて「第5回中小企業サミット」が開催されました。
学生に中小企業の魅力を発信する場として2020年から開催している中小企業サミットは、昨年に引き続きインターンシップマッチングイベント「全国インターンシップに行ったら自分発見できた件」と題して開催し、40同友会から81社がブースを出展しました。
当日の参加企業ミーティングでは、中同協共同求人委員長の川中英章氏が「働くことが生活するための手段になっているが、仕事とは生きる手応えを感じること。皆さんが誇りを持って働いている姿を精一杯魅(み)せてほしい」、実行委員長の磯村太郎氏(愛知)が「地域の暮らしぶりや自社の魅力を語り、経営者の生の声で仕事の面白さを伝えてほしい」とあいさつしました。
13時に開場すると、学生たちはガイドブックを片手に興味のあるブースを訪れ、企業は限られた時間の中でそれぞれの仕事内容やインターンシップのプログラムを説明。はじめは企業・学生ともに緊張感があったものの、時間の経過とともに熱気が高まり、学生たちは目を輝かせながら各社の説明に聞き入りました。
大きな盛り上がりの中で閉会時間を迎え、参加企業からは「学生たちは真面目に将来のことを考えているからこそ、働くことに対する不安や悩みを抱えていることがわかった」「学生との会話を通して自社の魅力の再発見につながった。仕事の説明をしながら自分も頑張らなければと感じた」「社員と一緒に参加したことで社員が成長している姿も見ることができた。よい会社にしていけるようチャレンジしていきたい」などの感想が寄せられました。
終了後には、次回実行委員長の峯元信明氏(鹿児島)が「中小企業サミットは日本全国の企業と地域の魅力を伝えるため47同友会すべての参加が目標。会内にこの行事の意義や素晴らしさを伝え、より一層運動を広げていきましょう」とあいさつを行い、閉会しました。
「中小企業家しんぶん」 2024年 6月 25日号より