新年から学びと交流を深める 
2025年全県新年例会を開催(島根)

 島根同友会は1月22日に2025年全県新年例会を開催。会員・ゲストを含む85名が参加し、仲間同士の学びと交流を深めました。

 「中小企業は地域の宝」と題して、広島同友会代表理事・(株)タテイシ広美社会長の立石克昭氏が報告を行いました。冒頭「宝は輝きましょう」と語った立石氏は、看板職人から経営者に転身し現在に至る経過の中で、「仕事を楽しもう」という経営哲学に基づき、さまざまな壁にぶつかったときこそ新しい事業展開があるとし、「経営者の覚悟とやる気、社員に夢を与えることで会社は変わる」「夢のない会社に人は残らない」と、会社の行き先を明確にし、社員が迷わない組織をつくる重要性を強調。経営指針書のビジョンを通じて未来を示し、共に歩む意識を育てることが組織の一体感を生むこと、また仕事が楽しくなければ人生は不幸であり、日々の業務が充実し、働きがいを感じられる職場こそが社員の幸福度を高め、組織の活力を生むと語りました。加えて、「ピンチこそチャンスと捉える考え方が、企業を成長させる鍵となる。困難に直面したときこそ柔軟な発想と挑戦する姿勢が求められる。経営者として、社員が夢を持ち、誇りを持って働ける環境を整えることが、企業の未来を切り開く最も重要な使命である」と呼びかけました。また、地域のコミュニティスクールでは「中小企業は地域の宝」という理念を体現し、地域活性化と次世代の育成に貢献する熱意が伝わりました。

 続いて、グループ討論、質疑応答が行われ、「経営者の覚悟・社員と一体となって、夢を持ち楽しみながら発展する企業をめざす」など、気づきからの行動宣言を行いました。

 最後に、4支部の支部長からまとめと行動宣言があり、新年にふさわしく活気に満ちた学びと交流の全県例会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2025年 2月 15日号より