1月30日に山梨同友会2025年新春の集いが、約70名の参加で開催されました。冒頭、田中昇代表理事は「労使見解の精神に基づいた経営指針を成文化し、従業員とともに実践し、確立されている状態をめざしましょう。同友会運動に誇りを持って前進させていきましょう」とあいさつしました。その後、委員会活動の紹介を行った後、新春講演が開催されました。
新春講演では「経営指針はみんなで実践!~一人ひとりが主役の企業づくり~」をテーマに、大分デバイステクノロジー(株)代表取締役の安部征吾氏(大分同友会副代表理事)が講演を行いました。
当初1人で作っていた経営指針書を、若手幹部と共に作成し実践していること、やりがいがありイキイキと働けるよい会社をめざすことで採用につなげたこと、従業員が社長を評価する社長アンケートを行っていることなど多角的な事例が報告されました。また、経営指針の浸透こそ社長の仕事であり、日々の仕事を「やらなければならないこと」ではなく、「やりたいこと」と捉え実践していくことが大切であると語りました。
グループ討論では「経営指針を成文化したい」「従業員を巻き込んで会社の未来を考えていきたい」「社員共育計画を充実させたい」「社長アンケートを取り入れてみたい」など、2025年の実践について熱い議論を交わしました。
最後に小林育也副代表理事が「社員1人1人に真剣に向き合って、人間尊重の経営を実践していきましょう」とあいさつし、閉会しました。
「中小企業家しんぶん」 2025年 3月 5日号より