課題を明確にし、未来を見据えた戦略を 7月オープン例会(三重)

 7月15日、三重県総合文化センターにて7月オープン例会が開催され、45名が参加しました。三重大学リカレント教育センター教授・青木雅生氏による講演が行われ、VUCA時代や人口減少社会といった中小企業を取り巻く厳しい経営環境の中で、「経営指針」の重要性と「魅力ある企業」のあり方について深掘りされました。

 青木氏は、経営理念・方針・計画を総称する経営指針は、単に作るだけでなく、社員と共有し実践してこそ意味があると強調。「社会がどう変化しても、価値を提供し続ける経営が求められている」と語り、経営の軸となる視点として「科学性」「社会性」「人間性」の3つを挙げ、経営者自身も学び続けながら、自社の課題を明確にし、未来を見据えた戦略を立てていくことの重要性が語られました。

また、「魅力ある企業」とは、利益を上げるだけでなく、人材を育て、社員が安心して働ける環境を備えていることが重要であり、地域や社会から選ばれる存在であるべきだと訴えました。

 参加者からは「社員の育て方だけでなく、育つ環境づくりの重要性に気づいた」「経営者自身が学び続けることの必要性を実感した」などの声が寄せられました。また、「認知のずれに気づく」「ゴールは作成ではなく共有と実践」といった感想も多く、経営の原点に立ち返る学びの場となりました。講演後のグループ討論も活発に行われ、実践への意欲を高める有意義な例会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2025年 8月 15日号より