同友エコ2025-2026アンケートにご協力を 
中同協環境経営委員長/弁護士法人赤津法律事務所 代表社員 赤津 加奈美

中同協では、毎年(8月~12月)、「同友エコ」として 「環境経営・エネルギーシフト・SDGs」 に関するアンケートを実施し、優れた環境経営に取り組む企業の表彰も行っています。本アンケートはエコアクション21のチェックリストを参考にしており、自社の環境経営の見直しにもご活用いただけます。ぜひ、ご回答をお願いいたします。中同協環境経営委員長の赤津加奈美氏の呼びかけです。

環境経営は今や経営課題

 昨年、世界の平均気温はパリ協定の1・5℃目標を超えてしまいました。世界の大企業は、脱炭素と生物多様性の目標を掲げ、その実現にはサプライチェーン(スコープ3)も含まれています。

 最近の同友エコアンケートでも、環境経営に取り組む理由に大手取引先や親会社からの要求を挙げる回答が増えています。昨年新設したスコープ3の設問でも、約70社が取引先から脱炭素の取り組みを求められており、約40社は自ら取引先に脱炭素を求めて取り組んでいると回答しています。

同友エコアンケートで気づきを

 「何から始めていいか分からない」という会員企業も多いと思います。アンケートの設問はエコアクション21のチェックリストを参考にしていますので、まずはセルフチェックとして活用してください。すでに取り組んでいた自社活動が、環境経営の観点から再評価できます。

具体的な取り組み内容

 最近のアンケートで増えている取り組みは、建物(自社物件含む)のエコ化(ZEB・ZEH、省エネ改修)、廃棄物の発生抑制や分別・リサイクル、再生品の利活用、プラゴミの削減、再エネ電力や再エネ熱利用です。

 SDGsも取り組みが進み、「自社のゴール(目標)番号を設定して取り組んでいる」「社員も説明できる」の回答が増えてきています。

 BCPも、策定の取り組み、レジリエンス認証取得、が徐々に増えてきました。

応募回答の際の注意点(ポイント)

 できる限り会員経営者ご自身の責任で回答されることをお勧めします。環境経営はトップマネジメントですから、経営者ご自身による気づきや深掘りが肝要です。

 各設問には選択肢ごとに配点があり、中同協e.doyuの「掲示板」内の「環境経営委員会」で公表しています。同友エコ表彰の1次審査は、この合計点数によっています。企業規模や経営資源に応じた自社なりの取り組みであれば、自信をもって回答してください。

 また自由記載欄をおざなりにしないでください。中小企業の環境経営は十社十色です。本業を深掘りし、キラッと光る、とんがった、ユニークな取り組みは、2次審査(専門家と環境経営委員会正副委員長)や最終審査(環境経営委員会と会長、幹事長)でのアピール力が絶大です。最終審査には、各地同友会からも参加がありますから、地元で評価されているなら自信を持ってアピールしてください。

全国同友会で1社でも多くの会員企業に

 昨年度は、2005社(前年1764)38同友会(前年34)から応募いただきました。

 この間、応募回答総数、参加同友会ともに増えており、各地で、自社本業で地域課題・社会課題に取り組む先進的環境経営実践企業が次々と掘り起こされています。

 同友エコは単なるアンケートにとどまりません。回答集計による1次審査、専門家も交えた2次審査、会長・幹事長も参加の中同協環境経営委員会による最終審査を経て、大賞(会長賞、幹事長賞)、環境経営委員長賞、奨励賞を決定し、環境経営交流会での表彰式、オンラインでの表彰式と実践報告会も開催しています。歴代の受賞企業は、全国行事報告者、地元や各地同友会での報告者として活躍しておられます。

 今年は全同友会で実施いただき、応募目標2030達成にご協力よろしくお願いいたします。

「中小企業家しんぶん」 2025年 9月 15日号より