これからの日本を変えていくのは「地方から」の想いを響かせて 
経営研究フォーラム2025(秋田)

 秋田同友会は、「中小企業の挑戦が輝きを放つ 地域を元気にする魅力の再発見」をテーマに秋田経営研究フォーラム2025を11月28日に開催しました。会員企業のホテルエクセルキクスイを会場に、行政、金融機関の関係者をはじめ、ゲスト、学生、他県会員など、延べ169名が参加しました。

 記念講演には、APAMAN(株)会長の大村浩次氏を迎え、「秋田発展のためのエコシステム」をテーマに講演。自身の生い立ちをはじめ、アパマンショップの立ち上げから現在に至るまでの歩み、海外大学での学び、現在取り組んでいる事業について講演されました。あわせて、わらび座や、サッカーチームの再建事例、地方創生など、実践に基づく具体的な取り組みも紹介されました。

 特に、秋田が発展していくためには、「価値創造の考え方」、「世界基準の仕事のクオリティや商品開発の重要性」、「オール秋田で県外・海外へ発信していく必要性」といった点が示されました。たとえば、秋田には、竿燈まつり、大曲の花火、なまはげ、日本酒など、全国・世界に誇れる多くの魅力があるものの、それらを個別に捉えるのではなく、「オール秋田」として一体的にブランド化することが価値づくりにつながるということ。その価値を高めるために協力し合い、助け合うことで、単独では生み出せない大きな価値の創出が可能となることが示唆されました。

 オンラインで参加したスタンフォード大学の教授からもグローバルな視点での提言が示されるなど、参加者にとって多くの学びを得る機会となりました。

 その後のグループ討論では、「技術革新が自社や地域に与える影響は何か」をテーマに意見交換が行われ、AIをはじめとする技術革新が今後の企業活動や地域社会に与える影響について、理解を深めました。記念講演および討論を通じて、将来の秋田の姿を多角的に考える有意義な時間となりました。

「中小企業家しんぶん」 2026年 1月 15日号より