京都同友会では各委員会の学びを全会員に開かれたものとするため、2024年度より「京都オープン」と銘打って研修会を開催しています。2026年度第1弾として、6月18日に「AI活用で仕事が変わる!? 中小企業の現場で始まる取り組みって?」をテーマに広報委員会設営のもと開催されました。報告者には、東京・神奈川・香川の3つの同友会に所属する田中友尋氏((株)ハマ企画代表取締役)を迎え、遠方の北部地域会員も参加しやすいようサテライト会場を設営。京都市内会場と合わせて140名を超える参加者が集い、AI活用への関心の高さがうかがえる研修会となりました。
AIに関する情報は日々更新されており、報告時点でも最新ではないとの前置きの後研修が始まりました。田中氏は、AIを「自律して動く中堅社員」と表現し、目的やゴールを伝えれば自ら考えて業務を進める存在であると紹介しました。一方で、適切な指示出しやリスク管理は人間の役割であり、顧客情報などの機密データを入力しないことや、生成された情報を必ず検証することの重要性も指摘。安全に活用するための社内ルールづくりが不可欠であると報告されました。
さらに、AIが多くの作業を担う時代だからこそ、人間は人間にしかできないこと(感情への配慮・創造・責任)に集中することが求められると語ります。最後に田中氏は、AIは敵ではなく経営を支える強力なパートナーであり、大切なのは技術そのものではなく、経営者が自社の理念やめざす姿を明確にし、その実現のためにAIを主体的に活用していく姿勢であると結びました。
時代や仕事の進め方が変化しても、経営理念や自身の本質は変わらないことを確認しながら、新たな技術を全社的に取り入れていく姿勢の大切さが示される学びの機会となりました。
次回の京都オープンは、7月に「働きがいがある社風づくり」をテーマに社員共育・求人委員会が設営し、今年度は計5回開催の予定です。
「中小企業家しんぶん」 2026年 7月 15日号より










