経営指針成文化運動実践交流会

経営指針の実践を広げる仕組みづくり【経営指針成文化運動実践交流会】

 経営指針成文化運動実践交流会が7月4~5日に香川で開かれ、12同友会と中同協から62名が参加しました。昨年は滋賀同友会の呼びかけで開かれましたが、今年は中同協が主催。

 1日目、「経営指針作成後、理解・実践が進まない原因を考える」と題して、土井章弘・岡山同友会代表理事、大野栄一・愛媛同友会代表理事の事例報告を受け、グループ討論を行いました。

 土井氏は「岡山ではフォローの会や、会員同士が企業訪問して指針の実践状況を評価するサーベイランスに取り組んでいる。理念を追求し続けることで、信頼される会社になる」、大野氏は「指針の実践では、年間を通じたPDCAの仕組み作りが必要。それが社員教育にもなる。また、具体的な仕事と結びつけて指針をわかりやすく説明できる科学性も求められる」と報告。

 翌日は、村田健二・滋賀同友会経営労働委員長が事例報告。「滋賀では何のために経営するのか、何のために働くのかを徹底論議。それは、自分も社員も地域も共に幸せに生きるため、と理念を定めたら、気持ちが楽になった」と、自らの体験に基づき、理念経営の大切さを力説しました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 7月 25日号より